どうも、春眠亭あくびっす。
ボクはひばりヶ丘近隣に住んでいる。そしてひばりヶ丘近隣は公園の数も多く、子育てするのに適した街だと思っている。思っているけど、たまには子ども達をしこたま喜ばせたくなる。どでかい公園に連れてって、アホほどでかい遊具やアスレチックで遊ばせてやりたい。リアルに「うひょー！！！！」とか言わせるくらい、脳汁バシャバシャ出してやりたい。
そんなボクの変態的な欲望をかなえてくれる、理想のドデカ公園を最近見つけたの紹介する。ひばりヶ丘から車で約30分程度。その名も「川口市立グリーンセンター」だ。
ひばりヶ丘が地味にいいのは、高速道路のインターチェンジが近いところだ。大泉ICもしくは所沢ICがそこそこ近いので、遠出するときのハードルも低い。今回は大泉ICから東京外環道をひたすらまっすぐ行き、川口西ICでおりるとすぐ。駐車場も広いので待ち行列もほとんど経験したことはない。
グリーンセンターは簡単に言うと植物園だ。植物園の中に遊具がある、そんな感じなので、入場料がかかる。と言っても、大人310円、子ども100円の激安料金だ。ショッピングモールに連れて行けばその何倍も金がかかるので大したことは無い。入園料がかかる、これがまたよくて、有料だからこそなのか、混雑度もそこそこな気がしている。とにかく混んでいないこと。子連れとしては最優先事項だと思っている。
園内に入ってまず目に入るのがバカ広い芝生。あまりの広さに子ども達はわけもなく走り出すこと請け合いだ。
そしてひとしきり奇声を上げさせたら、芝生の奥の方へ向かおう。そこには、「冒険の森」という名のアスレチック施設がある。
こちら、更に入場料（大人300円、子ども100円）を支払うことになっているが、マジで民間ならこの値段だとド赤字になること確定、事業計画を出した管理職がいるならばLAVIEWの先端にくくりつけられて池袋から飯能まで強制運行の刑に処せられること間違いなしである。
それもそのはず、このアスレチック、まずめちゃくちゃ広い！ 関東最大級と言っても過言ではないと思う。
さらにアスレチックの難易度の高さよ！ ボルダリング、岩登り、空中渡りなど小学生がおいそれとはクリアできない超本格的なもの。だからこそ小学男児は燃える燃える。
そして高難易度アスレだからこそ監視員の数が半端ない。炎天下の中、4～5人常時監視をしている。これだけの人員を配置して、大人300円、子ども100円とかマジでどうかしてる。でもそこは公共施設。遠慮無くアスレチックを堪能しよう。
さすがの子ども達も３周もすればアスレチックに飽きるので、冒険の森を後にする。さて帰るかと思いきや、まだ冒険の森はいわば前菜。まだメインディッシュがあるのだ。
園の奥へ奥へと進んでいくと見えてくるのがミニ鉄道。ひとり220円だけど、これまた運転手、車掌、駅員の3名体制で手厚く運用しており、人件費を考えるとこの料金は民間企業だと社長が鼻血だしながら大気圏に突入レベルの大赤字案件だが、公共施設なので遠慮無く堪能する。
道中トンネルもあるし、踏切もあるし、駅もある。車掌さんがちゃんと駅の案内もしてくれる。デパートの屋上とかの電車とは一線を画す、本格的なミニ鉄道に大満足。
さらに奥へ行くと、これまたどうかしてるくらい鬼デカイ遊具がお目見え。これは子どもじゃなくてもテンション爆上げ間違いなし。
特にいいのがターザンロープ。途中でレールが湾曲しており、これによりぐわんぐわんと揺れるのである。これはもしかしたら日本でもここでしか乗れないのでは？ 知らんけど。あと、ターザンロープの受け渡し用の坂も完備されているから。大人がいちいちロープを受け渡してあげる必要がないところも地味によき。
そして極めつけが展望滑り台。なんと肘と膝にプロテクターをつけ、専用のマットで滑るという超本格的なもの。マジでブレーキをかける手段がなく、ただただ猛スピードで落ちていくこのスライダーは大人にとって恐怖でしかなく、子どもにとっては最高でしかない。
ここまで書いてその最強公園っぷりが伝わったと思うが、ダメ押しがある。園内の食事処「武蔵野うどんあらい」が普通に絶品なのだ。
こういうところのうどんって、ぼそぼその冷凍うどんって感じするじゃない？ 超本格的なうどんで、小麦もしょうゆも地元産のこだわりっぷり。麺はコシがあって、つゆはしっかりめの味付けでパンチがあり、値段もリーズナブル。近所にあったら普通に通うレベル。店内はコミュニティFMが流れており、選曲は当然松田聖子。
はい、優勝。だれかこのグリーンセンターにギャラクシー賞さし上げて。
最高難易度で攻略しがいのあるアスレチックに、ドデカ遊具の公園に、クソウマうどん屋。これが車で30分程度で行けるという奇跡。
ひばりヶ丘に住みなさい。いや、川口に住むのもありなのか？
